クビになった37歳でも年収アップの転職はできるの?
37歳でも、クビになっても、大した実績がなくても、、、
転職で年収アップはできます。
なぜ、そんなことを言えるかというと
実際に自分が転職で年収アップしたからなんです。
✅37歳でクビ
✅誇れる実績なし
✅資格なし
✅同業界で4年以上の経験なし
✅役職経験なし
こんな僕でも年収アップの転職ができました。
でも、すでに年収がかなり高かったり、まったくの未経験職に転職したいという方には使えません。
今の年収が低かったり、今までのキャリアをなんとか次の仕事でも活かしたいというあなたにとっては、年収アップの可能性は格段に上がるでしょう。
今の給料に悩んでいるあなたに少しでも力になれれば幸いです。
37歳の転職が厳しい理由
僕と同じような人が転職活動を始めるとわかるんですが、そもそも37歳の時点で転職って結構厳しいんですよね。
35歳を超えると、転職事情が激変します。
・求人が少ない
・知識やスキルは持ってて当たり前
企業の多くは若手がほしいので、求人に35歳までという条件をつけるようになります。
35歳以上OKの求人があっても求めるのはマネジメント系の役職ばかり。
WEB業界の経験は4年と短く、管理職はやったことがありません。
役割としては求められたけど役職はないという状況。
これまでの知識や経験を簡単にアピールできる武器のひとつが役職だとは思いますが、僕は役職についたことがなかったので困りました。
正直、現状維持の転職すら厳しいだろうと絶望的なイメージしかなく、年収アップなんて夢のまた夢状態です。
それでも慌てず、転職活動を進めるためには次の3つのことに注意しましょう。
クビで転職するときに注意すべき3つのこと
クビになり、いきなり荷物まとめて帰ってねみたいになると十分な転職活動の準備はできません。
せめて、次の3つの点に注意しておきましょう。
・転職活動のお金と時間の確保
クビになると、時間の制約がどうしてもできてしまいます。
転職期間も生活費がかかるため、失業保険の申請はすぐにしましょう。
・離職理由の確認
離職票を受け取るときは、離職理由のところが会社都合になっていることを確認しましょう。自己都合になっている場合は、会社に直してもらうか、ハローワークや労働基準監督署へ相談しましょう。
・実績の確認
今までのキャリアが客観的にわかるデータや資料を整理して、実績をまとめてから退職しましょう。(会社の情報漏洩などにつながる情報の使い方はしないように注意!)
クビになったので転職活動の最初はハローワーク
何より不安なのは生活費。
転職活動ので最初にしたことはハローワークでの失業保険の手続き。
通常、失業保険は退職してから3ヶ月後にもらえますが、クビの場合は1ヶ月目からもらえます。
お金の不安をまず解消。
転職活動に集中できるようにしました。
ハローワークも意外とサービスが充実しています。
求人を探してみると、かなりの数が見つかります。
とはいえ、検索システムは使いづらいし、載っている求人も微妙…
ハローワークだけに求人情報を載せている企業って、採用にお金をかけずに、そこそこ優秀な人が来てほしいとか思って応募してるんですよね。
しかも、掲載している情報もある程度の条件にしないと載せれなかったりします。
だから、採用後に聞いてた条件と違うとなる可能性が高かったり、ブラック企業に入ることになってしまいます。
もちろん、全部が全部じゃありませんけどね。
それでも、ハローワークでいい求人を探すためにはより慎重にリサーチする必要がありました。
ハローワークに限りませんが、いい求人に出会うためには、たくさん求人をみることは絶対に避けれません。
僕は転職活動の時間をある程度確保できましたがハローワークだけで転職するのは危険だなと感じました。
>>ハローワークの利用方法を詳しく知りたい方はこちら
転職サイトや転職エージェントへ登録
ハローワークで、いい求人に出会えたらラッキーでしたが、転職サイトや転職エージェントへ登録することにしました。
転職サイトは写真など、企業情報もハローワークに比べて多く、応募する企業を決めるのに役立ちました。
転職エージェントは、担当者から企業がどういった人材を求めているかなどの採用情報がもらえましたし、転職サイトに掲載している企業より条件のいい企業が多い気がします。
書類選考をスキップしてすぐに面接に進めることがあるのもいいところ。
デメリットとしては、興味ない求人のおすすめメールが頻繁にくることですね。
サイトやエージェントによっては、そんな情報登録してないのにっていうような求人もあったりしました。
でも、多くの人が転職サイトや転職エージェントをつかって転職すると思うので、それだけたくさん情報やノウハウがあるのは間違いないありません。
>>転職サイトと転職エージェントの利用方法を詳しく知りたい方はこちら
転職サイトから70社以上に応募した結果
登録したサイトで見つけた求人に履歴書と職務経歴書を70社くらい送りましたが、ほとんど落ちました。
何が原因で落ちたかわからず、応募し続けるのは結構辛かったです。
そもそも書類選考で落ちてるんだから書類を変えないと結果は変わらないのは当たり前ですよね。
でも、このときは書類の重要性など全く考えておらず、書き方を変えたところで結果が変わることが想像できませんでした。
運良く面接に進むことのできた企業もありましたが、結果は全落ちでした。
転職エージェントから紹介してもらった会社へ面接
転職エージェントからも2社ほど面接につなげることができたという連絡をいただけました。
転職エージェントの求人は、転職サイトで紹介されている企業より条件がいいものが多く、自分の働きたい環境が多いというのもあり、かなり力を入れて準備をしたつもりですが、結果は全落ち。
しかし、この全落ちが転職への姿勢を大きく変えてくれました。
転職エージェントで書類選考や面接での結果は合格でも不合格でも受けた企業からのフィードバックが担当のエージェントからもらえたんです。
面接に落ちた場合は、何を求められていて、どう伝えられなかったのか。
面接に通過した場合でも、どこを評価され、二次面接でどういったところをさらに深掘りしたいか。
転職活動に対して何が足りなかったのか気づけました。
その不足分を埋めるために、自己分析を土台とした面接の仕方や書類の書き方を勉強することにしました。
転職で選考に落ち続けてわかった対策
自己分析は転職の土台
失敗し続けてわかったのは、経歴の棚卸しなど自分を知ることの大切さ。
面接では、自分は企業にとってどんな価値をもたらせるのかを伝える必要がありますが、自分がどんな武器を持っているのかきちんと理解していないと伝えることができません。
例えば、武器は剣がありますと言っても、木なのか鉄なのか、短剣なのか長剣なのか。
日本刀なのかサーベルなのか。
自分のことをわかっていないと、自分の価値を伝えられないし、無理にその企業に合わせた回答をしても、入社してからとても評価が低くなり苦しくなるだけです。
いきなり完璧な自己分析はできませんでしたが、面接の中でつまづいたところを修正していって職務経歴書の内容や面接でのやりとりに一貫性が増すようになっていきました。
すると、何を聞かれても大丈夫なようになったんです。
これは、面接の数をこなして場慣れしたこともよかったですが、数をこなすことで自分への理解と企業をどのように見極めればいいのか理解できたから、面接の場であたふたしなくなったように思います。
ただ書類を送っていただけでは何も変わらなかった僕も、面接のたびに改善することで、面接での反応が変わったのを実感しましたし、書類や面接の通過率も大きく変わってきました。
書類選考の対策
書類作成の対策の勉強としては、セミナーに参加したり、本で情報収集しました。
通過率が上がった原因はこれかなというのは次のポイント
・プロフィール写真をプロに撮ってもらう
・志望動機などだけでなくすべては自己PRにつなげる
・職務経歴書は求人ごとによって内容をあわせる
大きくこの3つを対策するだけで、ほとんど通らなかった書類選考の通過率がドンとあがりました。
面接の対策
面接の対策としては、転職エージェントの担当のアドバイスがとても武器になりました。
というのも、志望の企業がどんな人材を求めているのか、事前に聞くことで期待されていることに対してつながる返答ができるようになるからです。
僕は選考に落ち続けてしまいましたが。
面接は僕の不得意中の不得意。
なので、転職エージェントの面接セミナーへ参加することにしました。
気をつける部分や伝えるべきポイントはたくさんありますが個人的に1番のポイントは、数をこなすことでした。
数をこなすことで、得られるものは次の3つ。
・企業が何をどんな風に聞いてくるかわかるので回答できるようになる
・自分が本当に理解できてないようなところが自分にも面接官にもバレバレなので、そこを踏まえた自己分析をやり直せる
・伝え方を工夫してより伝わらやすい話し方を見つけれる
僕みたいな人はとにかく人を相手にアウトプットするといいですね。
転職活動で落ち続けてわかった給料アップの方法
肝心の給料アップができる方法は、ひとことで言うと自分の価値を求めているところへ応募することです。
例えば僕の場合、WEBマーケティングのスキルがあります。
ちなみに、持っているスキルは何より不安なのは収入面何より不安なのは収入面大したものではありません。
大手企業やレベルの高いWEBマーケティング会社に応募しても、給料アップどころか受かることも難しいです。(実際に応募したけどダメでした)
でも、中小企業のメーカーやWEB制作会社は、そのマーケティングスキルに価値を感じてくれます。
なぜなら、ものづくり(製品やWEBサイト制作)のノウハウがあっても、それをお客様へ届ける能力はないから。
そういった企業がWEBの内製化を考えていたらチャンス。
高い給料で採用してくれます。
WEB業界だけでなく、他の業界でも同じようなことが可能です。
実際に、以前勤めていた小さい製造業のスタッフが、機械を触れる人材を求めていた別の大きい製造の企業へ給料アップの転職を成功させています。
転職で給料アップをしたいなら、自分ができることと、それを強く求めているところを探すことが必須になります。
東京など都心での転職はある程度見つけやすいと思いますが、地方になると求人自体が少なくなるので、時間がかかるでしょう。
どちらにしても言えることは、多くの求人に目を通すこと。
ここで自分に合った求人に出会うまで我慢するか、妥協してしまうかで結果は大きく変わります。
■37歳の転職の進め方
1.自己分析(特にどんなことをしてどんな成果を得られたかなど)
2.転職サイトと転職エージェントになるべく多く登録
3.ワンランク上かなという企業(理想の企業)へ応募
4.書類選考と面接を進めながら自己分析をブラッシュアップ
5.自分のスキルを大きく評価してくれるような企業へ応募
6.希望年収を交渉
とにかく大事なのは、企業に一緒に働きたいと思ってもらうことと自分が働きたいと思える両方が満たされること。
そのためには、面倒でもたくさんの企業をみる必要があり、自分の見せ方を探すことが重要です。
たくさんの企業情報を収集するためには、転職サイトと転職エージェントの利用が必須です。
■転職サイトや転職エージェントの利用方法
ぶっちゃけなるべくたくさん登録はするだけして、たくさん企業をみて、優先順位を決めて応募していくのがいいです。
これが、僕が年収アップした大きな理由のひとつ。
とはいえ、転職するまでの時間がない場合は絞る必要があります。
絞るときは次の3つのポイントを押さえましょう。
1.求人数が多い総合系
求人数が多いことと、企業情報が多く載っていることが大切です。
例えば、転職の条件として有給消化率や残業が気になる場合、有給実績や残業時間が載っていないと、別の方法で調べる必要が出てくるため、時間がかかってしまいます。
多くの求人を見るには、求人掲載数と企業の情報量をチェックしましょう。
2.業界や業種に絞った専門系
実は、専門系の転職サイトや転職エージェントには、総合系には載っていないような求人も多いんです。
若干使い勝手が気になることも多いですが、条件が総合系にないようなものなど熱い求人があるのも事実。
年収アップを狙うなら、面倒臭がらずに登録しましょう。
3.転職サイトと転職エージェントの両方を使う
転職サイトと転職エージェントは両方使いましょう。
転職サイトと転職エージェントの一番の違いは担当者がつくかつかないか。
なので、自分ペースで進めたい場合は転職サイトを中心に直接企業へ応募し、一人で進めるのに不安がある場合は転職エージェントで担当者を挟んで応募しましょう。
その他、注意する点としては、転職したい地域をカバーしているかどうか。
東京はカバーしていることが多いですが、地方のカバー率はそれぞれなので注意しましょう。
■転職サイト・転職エージェント一覧
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